福岡県在住のFさん(40代前半女性)に体験談を書いていただきました。
それはある暑い夏の日のことでした。
夏休みの旅行で、ある場所まで行きたかった私は、目的の場所を目指して深夜バスに乗りました。
以前は電車を利用して行ったのですが、バスで町並みを見ながら移動するのもいいなと思い、今回は見覚えのある地名が表示されたバスに乗ることにしました。
しかし、乗ってしばらくして、目的地には近いているものの、終点からは歩かなければならないことに気づきました。
少し不安な気持ちを抱えながら乗っていると、途中で、20代半ばくらいの男性が乗ってきました。
彼がスマートフォンで地図を見ていたことに気づいた私は、旅の恥はかきすてだと思い、目的地までどうやって行ったら良いか、思い切って声をかけてみました。
少し冷たい感じのする男性でしたが、話して見るとすごく愛嬌があり、私が旅行中で土地勘がないことを知ると、親切にいろいろと目的地までの道をいろいろと調べてくれました。
聞くと彼は飲みの帰りに運動のため歩いて帰る途中だったとのこと。
彼も今乗っているバスでは終点まで行っても自宅までたどり着けるわけではなかったみたいで、終点まで一緒に行って、そこからは一緒に歩きましょうという話になりました。
彼は年齢もかなり離れているし、どちらかというと自分の好みととはかけ離れたタイプ。
そのため変な警戒心が働かず、普通ならそういうことにはなりそうにないのですが、不思議な夜のテンションで行動を共にすることになりました。
「手をつないでも良いですか?」と言われました。
下車してからは、お互いの趣味や仕事、人間関係や今住んでいる場所についていろいろと話をしながら歩きました。
そうしているうちに、「話していて楽しい」と、彼は上機嫌になってきました。
そして彼は明日朝早く仕事に出なければならないということでしたが、しばらく私の目的地の方向へ運動を兼ねて歩く、と言いだしました。
その時点でちょっと面倒くさいことにならなかいなかぁと、不安がよぎりましたが、一人で歩くよりも、話をしながら移動していれば気も紛れるし、これも縁なのかなぁと思うことにしました。
歩いていろいろと話をしていると、普段から男性ばかりの職場で、女性と話すことがあまりないのだそう。
そして「良く見るとすごく可愛い顔をしていますね」と言いだし、「手をつないでも良いですか?」と言われました。
夜中に見知らぬ男性と一緒に歩いていること自体、なかなかあまりない経験だったこともあり、まぁ、手ぐらいいいかなぁと、オーケーを出しました。
しばらく歩いていると「だんだん、欲望が抑えられなくなってきた。ホテルに入りませんか」と要求がだんだんエスカレートしてきました。
夏ということもあって、比較的肌を露出した服を着ていたのも良くなかったのかもしれません。
年が離れているので油断していた私は、少し面食らいました。
気づくとラブホテルがある路地の前を歩いていました。
一緒にホテルに入ることになりました
聞くと彼は童貞なのだそうで、これから先も経験するチャンスがないかもしれない…と言いだしました。
それを聞いて、ちょっとかわいそうだなぁと思った私。
本当のところはわかりませんが、押し問答をしているうちにだんだん、断る文句を考えるのも面倒だなぁ…という気持ちになってきました。
夜も更けてるし、ゆっくりしたいという気持ちもあったのかもしれません。
「ホテル代も出すし、ゆっくりお風呂に入れるからいいことづくめじゃない?」
彼も一世一代のチャンスと、真剣に説得をしてきます。
最終的にはその必死さに負けて、「じゃぁ、じゃんけんして私が負けたら、ホテルに入ってもいいよ」という話になりました。
その結果…。
じゃんけんには私が勝ちました。
でも結局、根負けして、一緒にホテルに入ることになりました。
ここまでお願いされたらしょうがないなぁ…という感じですね。
本当に童貞だったかどうかはわかりませんが、ある程度会話をして仲良くなってしまったら、断りづらいものですね。
行くところがなく、疲れていたというのもありますが…。
そういった意味では、たまたまではありますが、縁があったというしかありません。
そういう運命だったのかなと受け入れ、一緒にホテルに入りました。
実際、女性の扱いは慣れていないようで、「どうやって触ったらいい?」とかいろいろと質問されて、結構面白くもありました。
けっこう激しく乳首を噛んできたりしたので、「もう少し優しく」とか、完全に指導する役回りで、面白くもありましたが、ムードはあまりなかったかもしれません。
ですが経験のあまりない彼にとっては忘れられない夜になったと思います。
挿入の仕方も不慣れだったので、うまくこちらで導いてあげました。
正直、好みのタイプではなかったので、あまり濡れることがなかったから、挿入はかなり痛かったですね。
その分、彼は締まりのいいセックスができたのではないでしょうか。
「気持ち良い!」と喜んでいたので、それがせめてもの救いでした。
私自身はあまり良い思いはしなかったですが、彼が恋をして女性と結ばれる時、良いセックスができるように陰ながら祈っています(笑)。